北アルプス 剣 岳’09.8.29〜31 小雨、曇、小雨

一日目  室堂-雷鳥平-別山乗越-剣沢小屋(泊)
二日目  小屋-剣山荘-一服剣-前剣-カニのたてばい-剣岳-カニのよこばい-剣沢小屋(泊)
三日目  小屋-別山乗越-雷鳥平-地獄谷-みくりケ池-室堂

 日本百名山の深田久弥は北アルプスの南の重鎮を穂高とすれば、北の俊英は剣岳であろうと剣岳の紀行で書き記しています。

 日本のアルピニストの憧れの山であり、岩の殿堂ともいわれている険しく美しい剣岳に登る機会がやってきました。

 今回はいろいろある剣岳登山コースのもっともやさしいといわれる別山尾根のピストンルートを取ることにしました。
 初日は室堂から剣沢小屋までの足慣らしです。到着15時ころの頂上はガスって頭を見せてくれません。でも夕食の17時ころにはご覧のとおり前剣の奥に剣岳は凛として天を見上げていました。

 明日の剣を夢みて熟睡の一夜が明けたのですが、隣の人の話によると夜来では叩きつけるような雨降りだったとの声でしたが、今朝方はすっかりあがって絶好の登山日和です。
 ハーネスやテープシュリングによる簡易ハーネスをつけて賑やかに小屋を出発、第一くさり場で早速カラビナなど安全装置の使用方法の練習後にすこし歩くと一服剣から前剣まで登ってきました。

 どんどんくさり場を通過し、いよいよカニのたてばいです。混雑のためにどうしても待たされますが、前後の人達も緊張で不安気な面々の顔色が並んでいるのが誰にも感じられました。

 そんな岩場の中にも可憐にミヤマダイモンジソウの残花が緊張感を和らげてくれます。見慣れたお花ですが思わずカメラを向けたくなってしまいました。
 なにを隠そう今回の私のお目当ては『タテヤマイワブキ』でしたが、お花の時期は遅くその葉だけでもとの気持ちで目を皿のように探しながらの登山だったのですが、出会えたのは同じ仲間のこのユキノシタ科ミヤマダイモンジソウだけでした。

 小屋を出発して4時間弱、ようやく憧れの2999m3等三角点埋まる剣岳への登頂成功の歓びは久々でした。でもあたりはガス・ガスで展望には泣きました・・・

 本日はこの装備姿でしたが、お陰で安心してくさり場・ハシゴなど難所を無事に通過できました。フゥ;;

 頂上では40分も長居してみんなで賑やかに興奮高まるひと時を過し、最後は祠へ頭をたれ下山の最後までの安全を祈願しました。

 そして下山ルートの最難所であるカニのよこばいでも緊張しながら無事に通過して下山することができました。

 登りではカメラを向けようとの気持ちも出なかった登山口近くの一帯ではアキノキリンソウ、ミヤマトリカブトなどが一面に群落で秋風にそよいでおり、剣岳登頂成功後のお花畑の美しさにはいっそう心に響くものがありました。

 ホームヘ