湖西 比良山全縦走’09.9.27〜28 曇、雨

一日目 平-アラキ峠-権現山-ホッケ山-蓬莱山-打見山-木戸峠-比良岳-葛川越-烏谷山-荒川峠-南比良峠-金糞峠下幕営地
二日目 幕営地-中峠-ワサビ峠-武奈ケ岳-細川越-釣瓶岳-イクワタ峠-地蔵山-ヨコタ峠-ボボフダ峠-蛇谷ケ峰-グリンパーク想い出の森

 以前から比良全縦走をチャレンジしてはリタイアばかりで日帰りでの全縦走は体力的に容易ではないことを知ってなかば諦めていた。
 そうだテント泊ならなんとか可能だと思い直してのチャレンジであった。日程的になんとか日が取れたことからの予報では9月29日から雨模様とのことで雨のくるまでに比良を歩いてみようと出かけたのだが、二日目が早朝より雨降りとなってしまい期待していたほどとはならなかった。加えて相当のロング縦走とさらに肩の荷もずっしりであったが、多い起伏のなか次第に疲労度重なり我ながら何を思いつつ歩いていたのだろうか、、。

 しかしながら最後のピークである蛇谷ケ峰で雨と強風吹きすさび、アセビの樹林の影で一人ぼっちの昼食を取りながら頑張って縦走を成し遂げた喜びをかみしめられ、このうえない満足感にひたらせてもらったすばらしい比良全縦走となったのであった。

 できれば青空のもとでいっぱいのオオイワカガミのお花と展望を楽しめる日を選んでリベンジはどうか?と考えながら車窓からぼんやり比良山系を眺めながら帰路についた。

 9月27日(月)

平バス停8:35着発

日帰り登山の方がほとんど、大きなザック姿は見当たらない。
仕事の関係から一日だけ付き合ってくれた山友と二人で金糞峠まで歩こう

花折峠道の登山口からの杉林の急登ですぐにアラキ峠だ。
今日は折立山には寄り道しない。

アラキ峠9:17着9:22発
今回は原則的に休憩は5分間としよう。
権現山996m  9:45着9:50発

あったかく展望はそんなによくない稜線にはシコクママコナが咲き残っており、リンドウは満開であった。他にはアキノキリンソウ、ニガナくらいでほとんどお花は見当たらない。
ホッケ山10:13着10:19発

気持ちのよい稜線漫歩が続く琵琶湖方面の展望も逆光に照らされてきらめいている。沖ノ島もよく見える。
ホッケ山からこれから行く蓬莱山が指呼の間で、いよいよあのピークへ行くのだと心浮きうきしてくる。
ホッケから20分も行くと稜線にはカマツカ(バラ科)の果実がたわわに実っている。
小女郎峠 10:38着10:43発

キタヤマブシ(キンポウゲ科)が満開だ。今日は池には立ち寄らずに先を急ごう
15分ほど歩くとこんどはガマズミ(スイカズラ科)が小粒の赤い実をつけている。
蓬莱山1174.3m1等三角点日本300名山
11:05着11:15発

1等三角点にタッチ、比良山系唯一の1等点だ。平から2時間50分かかった。昭文社のエアリアでは4時間とあるが??

ここまで来ると途端に観光客が多くなり、子供達が賑やかに走り回っている。
武奈右手前のコヤマノ岳と右端の釈迦ケ岳以外の写っているピークを踏みながら武奈ケ岳を目指そう!

打見山手前へいったん下ると遊具で遊んでる人達の様子にはナに〜?との感じ・・・ザック姿の我らは場違いな雰囲気だ。もう山登りの雰囲気はいっぺんになくなるが、気を取り直して歩こう・・
打見山 11:30着11:35発

トイレを済ませ、スキー場をいったん下ると木戸峠下のキャンプ場でお昼としよう。水道設備はもとより、なんとハンモックも常設されているようでさっそく乗り心地を試そう〜

キャンプ場11:45着〜12:15発

もちろんここの屋根付ベンチでお弁当タイム
ハンモックに揺られてふと横を見るとミカエリソウ(シソ科)がきれいに満開である。
そういえば同じ仲間のテンニンソウばかり見ているが、この赤い唇形花を目にすることは珍しいとわたしは思っている。
木戸峠から15分も歩くと「水場」と痛んだ標示が置いてあるが、その向かいの沢筋には印程度の沢水がちょろちょろで、ここでの幕営はやや苦しそうだ。

12:30
比良岳1051m 12:45着12:47発

比良岳と立派な道標がなければ通りすぎてしまいそうなところだ。
比良岳からすぐに大きな石が転がっている。

12:50
葛川越 12:57

ここの東西の道は廃道となっている。
烏谷山1076.9m3等三角点
13:14着13:25発

縦走路から10mほど西に上がったところ、この頂上から西に踏み跡薄すいが道を辿れば擂鉢山にも行ける。でも未踏のためいつかはやりたいコースでもあるのだ。
烏谷山頂上にはクロソヨゴ(モチノキ科)が真っ赤な果実を2本見せてくれた。
烏谷山頂上から北へ20分ほど行くと荒川峠手前の休憩ポイントだ。
振り返ると打見山に蓬莱山が見送ってくれ、目の前にはシロモジ(クスノキ科)がまだ緑色のやや大きめな果実をつけていた。

13:40着13:50分発
荒川峠13;:50 琵琶湖側の志賀駅への道は今でもよく歩かれている。もちろん登った覚えはある。
大橋分岐14:00 ここの道も坊村から入り奥の深谷経由で登ってきた。
南比良峠14:03 深谷から比良駅までの道も急坂だが何度も下ったことがある。

画像は堂満岳分岐地点、もちろん堂満岳への登り下りに何度も通過している。

14:23
金糞峠 14:30着14:45発

ここで山友とはお別れだ。お〜淋しい、この後は一人ぼっちなのだ!

友は青ガレを下ってイン谷へそして日帰り入浴の「比良とぴあ」で汗を流してJR比良駅まで送迎バスで帰るとのこと、翌日互いに無事だったことを確認
金糞峠下テン場 14:50着〜16:30就寝

今晩のお宿です。すぐに幕営、そして夕食準備だ。ここは水場もそばで贅沢に水は使える。テン泊選びで一番のポイントは水場が近くにあることだろう。
お腹ぺこぺこだったが、しっかり食べて横になったらすぐに寝てしまった。

夜中の強風で眼が覚めたが、空は雲って明日まで雨は待ってくれよと祈りながらまた寝むる。

 9月28日(火)

起床4:30〜朝食、5時すぎから小雨が降りだした。
テント撤収〜6:12発

中峠6:57着7:00発
ヨキトウゲ谷は足元悪く結構足にくるし、ご覧のとおり風雨続き、武奈まででこの箇所が一番疲れた。
口の深谷源部頭 7:10着

当初考えていたテン場は金糞峠下よりやや狭いがここまで足を伸ばすべきだった。もちろん水の心配はいらない、次回はこの場所で幕営しよう〜

ワサビ峠 7:22着7:30発
武奈ケ岳1214.4m3等三角点日本200名山
7:55着8:15発

金糞峠テン場から風雨のなか夢中で歩いて1時間40分で到着だ。

盛り上がった岩土の影で強風を避けて行動食で一本立てる。

自宅へ無事に武奈ケ岳着と携帯ドコモで通知
細川越8:32

そこから10分ほど先にはシダ植物のマンネンスギ(ヒカゲノカズラ科)の大群落が続く
もちろんその仲間のヒカゲノカズラもそばには一面に広がっている。
釣瓶岳1098m
8:55着9:05発

この頂上までの登りも辛かった。ピークまでくると少しは小降りとなってくれたが・・

武奈から1.8k蛇谷へ7.5kと標示あり
イクワタ峠9:28着
「栃生へ」標示は左折でありこの道も古道だ。また歩きたいが今日は踏み跡どおりまっすぐだ。
ササ峠9:44着ここへは栃生から登りヒジキ滝を見た。
地蔵山 789.7m3等三角点 9:57着10:03発
強風続きでこの後はカメラもほとんど出せず
地蔵峠10:04着のすぐ先に「村井へ」の白字の標示あるもここを蛇谷へは左折でなく右折が正しい
ここが唯一道迷いの可能性がある箇所だ。さらに右へやや下ると右の道の枝に「朽木中学天空登山」の札がぶらさがっている道が気になるがこれは畑への下り道だ。そこを左へゆるやかに登ろう。磁石と地図で確認事なきを得た。
ヨコタ峠10:29着10:40発

峠にシバグリがいっぱい落ちていたので思わず栗拾いに夢中になってしまった。翌日栗ご飯が初物となった。自分が得たものだけに実に美味しかった。
その後もそのシバグリが道沿いにあちこちにいっぱい落ちていたが、拾えば時間がかかるので踏みつけながら先を急いだ。
アラ谷峠10:53
ボボフダ峠11:00畑からこの峠経由で蛇谷にも歩いた。
滝谷の頭11:08ここには朽ちた古い道標があるだけ
その後の蛇谷への登りにはヘトヘトになってしまった。この間オオイワカガミの葉がつやつやと大群生だった。
蛇谷ケ峰901.7m3等三角点
11:55着〜昼食〜12:15発

やった〜、比良全縦走の完歩バンザ〜イ!!

ほうほうのていで到着すれども強風と雨のなか三角点に挨拶してそばのアセビの木陰に身を寄せて昼食だ。

後はグリンパーク想い出の森へ向けて下山のみだ。「くつき温泉てんくう」は月曜定休日で入浴できずさらに30分歩いて朽木支所バス停13:55着、14:37発でJR安曇川へむかった。

 一日目 平バス停〜金糞峠下テン場 6時間  二日目 金糞峠下テン場〜朽木支所バス停 7時間40分 
                                    合計13時間40分(含む休憩合計3時間20分) 

 ありがとう!比良全縦走を成し遂げた達成感と感動には思いのほか嬉しく、まだまだ山歩きの楽しめる足があることにも大感謝であった。
 さぁ、次は山と渓谷社発行の【富士の見える山ベストコース】に掲載の53座目の最後の山である山梨県道志山塊の菜畑山(ナバタケウラ)の縦走の準備をしよう!

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