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        京都西山京都一周トレイル'11.4.20 小雨のち曇

 鈴鹿方面が雨予報のために行き先を変更して愛宕方面を歩きました。トレイル西山コースは12.3kmと短距離のためにこれだけでは歩き足りないことから愛宕のイワウチワがまだ咲いているだろうと読んで、トレイル歩きより前にイワウチワを見に登ってみました。

 咲いていました!、かろうじて散り初めながら可愛いお花が咲き残ってくれていました。 

イワウチワ(イワウメ科) 愛宕山では特定の場所以外では見たことはない

 取りつきはいつもの大杉谷左岸でした。ひぐらしの滝ではユキノシタ科のタチネコノメソウが群生し、滝上の落とし口より上流では比較的珍しいニッコウネコノメソウもちょうど満開状態でした。

タチネコノメソウ ニッコウネコノメソウ

 愛宕山三角点を踏んでイワウチワを愛でた後の下り道では次のようなお花も咲いていました。他にはクロモジは満開でヤマザクラ、アカシデは咲き初めの感じでした。
 でもダンコウバイ、キブシ、タムシバ、アセビ、ヤブツバキなどは終盤のようでした。

ハクサンハタザオ(アブラナ科) ツルカノコソウ(オミナエシ科)
ニオイタチツボスミレ キランソウ(シソ科)

 

 いよいよ京都一周トレイル西山コースである金鈴橋より、渡猿橋たもとに立つ1番の道標を確認してスタート(13:05)です。 

登山口側から見る金鈴橋 清滝川左岸の上流より渡猿橋
西山コース1番の道標はいったん川沿いから上にあがってようやく探し出しました。

 この道標1番からまた川沿いへ降りると偉大な歌人、俳人のお二人の碑がわずかな間隔で建立されています。

与謝野晶子  『ほととぎす 嵯峨へは一里京へ三里 水の清滝 夜の明けやすき』

松尾芭蕉    『清滝や 波に散り込む 青松葉』

 ご両人いずれもが渡猿橋畔にある「旅館ますや」に投宿されたらしい・・・が、清滝の旅館街は今は寂しいかぎりの廃れようです。 

与謝野晶子の歌碑 松尾芭蕉の句碑

 清滝川沿いですからいろいろなお花も見られます。人家の近くでよく見られるカキドオシ、石垣沿いにはタチツボスミレもそれぞれ群れ咲いて喜ばせてくれました。
 またセリ科類の春先に咲く種では一番背丈が高いシャクが白いお花の開花まもない様子で、ほとんどが蕾状態ですが、しばらくで一面にお花畑状態と化すでしょう。

元気に咲くカキドオシ(シソ科) 清楚な感じのタチツボスミレ

 半時間も歩かないうちに潜没橋の下清滝橋到着です。人っこひとりいないまさに自然の中の静かなここで、清滝川の流れを眺めながらようやく遅いお昼としましょう。(13:35~14:00)

 道標の右へは水尾への米買い道ですが、食事が終わってさぁ歩こうと立ち上がると後ろの笹薮にすごい棘のある木を見つけました。
 この木はジャケツイバラといって風貌に似合わない可愛いお花で、5〜6月ころ鮮やかな黄色の花びらを見せてくれます。

 食後はすぐに落合まで進みちょっと立ち寄りします。落合橋を渡ってトンネルをくぐると5-2番の道標です。ここから桂川(保津川)と清滝川合流地の川原へ降りて書物岩を見物しました。

 そうそうこの川原の岩にはケイリュウタチツボスミレがたくさん生えていましたが、みんな終盤で写真を撮る状態の固体は終わっていました。

 この書物岩は映画全盛期には殺人・自殺シーンで、マネキンを落下させるロケ地として盛んに利用されていた場所でもあります。

潜没橋の下清滝橋 棘だらけのグロテスクなジャケツイバラ(マメ科)
書物岩への道標 書物岩

 後は西山コース最初の上り道となる六丁峠でふぅふぅ言いながら上って下って鳥居本まできました。これより先の嵯峨野への散策路は、たいていの方々も観光で歩かれていることと思います。

 私は完全に観光客から浮いた山姿で恥ずかしいくらいのいでたちです。トレイルの道標などはこれまでまったく意識して歩いたことはなかったのですが、鳥居本8番から嵐山の中ノ島公園23番までの道標を一つひとつ確認しながら歩きます。
 でもこの道はこれまでからいつも通い慣れた道のためにレポは省略とします。笑・・

 さて阪急嵐山駅は本日二度目です。ところがその駅前のトレイル24番の道標が見当たりません。どうやら昨秋の駅前整備工事により、その道標は再設置が忘れられているようです。(念のため阪急の駅員さんにお尋ねしました。)

 (以下追記)'11.9.6に愛宕さんへ登りましたが、その時には阪急嵐山駅前広場に↓画像のとおりトレイル24番の道標が立てられていました。

 さぁ、次の25番から西山コース51番までのコースもこれまでから何度も通過していますが、今回のトレイル一周のためにスルーしましょう。

 嵐山駅前では15時半にもなっていましたが、勝手知ったる道で遅い出発にまったく不安はありません。西山コース二つ目の上りですがたいしたことはありません。

 35番松尾山山頂ではこの時間(16:00)です。都富士の比叡山もうっすら見えました。でもこの後からの稜線歩きがすばらしかったのです。
 少々のアップダウンもこのコバノミツバツツジに元気をもらい、なんなく西山コースの第4コーナーからゴールまでを歩きぬきます。

 それはコバノミツバツツジがトンネル状態の満開時だったのですからルンルンです。。う〜んなんといい時に歩いたものだと一人自己満足、幸せ気分いっぱいでした。

276.1m3等三角点の松尾山からの眺め 稜線を賑わすコバノミツバツツジ
 

 そして遂に最終の51番をゲット(16:30)でした。その地は松尾谷林道の入り口ゲートのある場所です。そのゲート付近にはスミレの中ではほぼ最終に咲くことで知られるニョイスミレが満開で待ってくれていました。 

西山コース最終道標 遅咲きのアンカー、ニョイスミレ(別名ツボスミレ)

 そしてこれより阪急上桂駅まで半時間歩いてほんとうのゴール(17:00)でした。お疲れ様で〜す。

 結局本日は西山コース12.3kmと、その前半に愛宕山三角点地まで登りイワウチワの開花状況の確認でしたから約8kmは歩いているはずですから締めて20kmくらい歩いたことになるのでしょうか。

 

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