カタクリを求めて西山を彷徨う

   京都西山 小塩山からポンポン山'11.4.21 晴

 初夏のようなお天気に誘われて小塩からポンポン山への花めぐりを楽しみます。。さすがに今年の花暦は遅れ気味でいつもの年と違い、いろいろな組み合わせでお花が咲き乱れています。
 しかしながら4月中旬です、さすがにやはりカタクリには遅すぎました。でも他にいろいろな花々が見られて一年ぶりの西山花酔い漫遊となった気分でした。

 気温もどんどん上昇して山歩きは大変暑い一日となりましたが、快調に歩きとおして足が棒になるのを忘れるほど徘徊してしまいました。。笑

 さて春日町でバスを降りるとわずかに坂道を進み、田園が見えると登山口に取りつきます。でももうそこでデジタイムとなってしまいます。

 道端にはノヂシャというあまり見慣れない可愛いお花が群落です。歩くみなさんこのお花もご存知なさそうです。約2mmほどの小さな小花をびっしりつけます。それならというよりヨーロッパではサラダ用に栽培してるといえば食べてみたい、見てみたい、俄然ほしくなる、と思うでしょう・・

 そのあたりには鮮やかな黄色いタンポポやウマノアシガタなどがお花畑状態です。思わずランラ・ラ〜ン〜♪と鼻歌も出そうな雰囲気ですね。 

ノヂシャ(オミナエシ科)ヨーロッパ原産 今が盛りのシュンラン(ラン科)

 そんなことで歩くみなさんにすぐに追い越されてしまいます。でもそんなただ歩くだけの山登りは私はしません。小さなお花たちにまで目がいき、どんなお花にも釘付けです。

 沢筋の流れがBGMとなるようなほんのり薄暗いあたりに来ました。オウレンダマシの別名をもつセリバオウレンの葉によく似たセリ科のセントウソウも群生です。これをデジするにはコンデジではやや辛いほど小さなお花です。きっちりピンボケでした・・トホホ

 そして今日はスミレ類があちこちで大満開でもあった一日でした。出会ったのはタチツボスミレは当然ですが、シハイスミレ、マキノスミレ、ナガバタチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ニョイスミレなどでしたがまず小塩山方面で出会ったものをUPしましょう。とりわけシハイスミレが最高に可愛かった感じです。

ナガバタチツボスミレ(茎葉が長く、根正葉は楕円形)
シハイスミレ(葉裏が紫色を帯びることが多い) 葉が空へピンと立つのはマキノで中間形も

 さぁ、カタクリの谷へ到着です。小塩山一帯には大暑山の谷、小塩には池の谷、炭の谷、Nの谷、鏡の谷、御陵の谷、カタクリの谷とあちこちに分散しています。しかしながら昨今の鹿やイノシシの食害でいずれも減少気味なのにはいたたまれません。

 今日は大暑山の谷はパスしましたが、その他へはすべて入ってみました。なかでも一番多く咲いていた谷はNの谷で、それに炭の谷もそれなりに咲き残っていました。。
 でも来訪遅しで花弁は紫色が一様に薄れて可愛いらしさは消えかかっています。もちろん白花も咲いてはいましたが、張り巡らされているロープより大分離れた箇所のためにコンデジでは写せないのが残念です。

カタクリ谷は周りを防獣ネットで張れば減少が防げる。右はできたばかりの果実

 カタクリのお花畑には他にもいろいろなお花が見られます。特にミヤマカタバミが満開時を迎えています。とりわけこの谷のミヤマカタバミは薄紅色がかかってとても人気があります。
 ミヤマハコベ、シハイスミレ、ミヤコアオイも満開でした。それにヤブサンザシは蕾でキブシは終盤、ウグイスカグラ、ヤマネコノメソウは終わっています。 

薄い紅がかったミヤマカタバミ(カタバミ科) 深裂するミヤマハコベ(ナデシコ科)
ニシキゴロモ(シソ科)葉脈は紫色に染まる。 シロバナニシキゴロモ

 いつもならギフチョウにも出会えるのですが、今日ばかりはやはり花時がすぎているためでしょうか、一頭も見あたりませんでした。

 それからこの小塩山は日当たりのよい乾燥地斜面が多いのか、なぜかシハイスミレがたくさん咲きますが、今回は特に深く紅色がかったお花たちに十二分堪能させてもらいました。

 小塩山はこれくらいにしてカタクリの谷(完全にカタクリは終了ですというより鹿などが食べてしまったのでしょうか?)より大原野森林公園の森の案内所へむかいましょう。

 この後に歩いたポンポン山編はこちらからご覧ください。

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