湖北 山門水源の森'11.6.13 曇

 梅雨の晴れ間を狙って山門水源のササユリを見ようと北国路を訪ねてみました。山は夜来の雨に洗われた木々や野草の緑の鮮やかさで咲き始めた清楚なササユリの美しい容姿に巡り会えました。
 森の中はさわやかな風が吹き抜けて初夏の森林浴が十分に堪能できたのはもちろんで、整備されたコースすべての道を歩いてみました。

 まずは尾根コースから進みます。尾根にはまだまだのトンボソウにも無粋なほど、ほとんど名札がたてかけられています。
 とりもなおさず森の中に多数咲いていたササユリにはシカの食害防止のため「金網」を掛けています。とネット上による事前情報は得ていたのですが、行ってみてエーこれほど金網が必要なのか?と思うくらいすべてが網をかぶっています。

 多くのボランティアの方々による森の保護整備により、このように山野草などが生き返ってくれているのです。その点での感謝は決して忘れません。もちろん入り口の管理棟で協力金は気持ちよく投入しての入山でした。
 しかしササユリ保全のためとはいえ、訪問者の喜びを奪うほどの無粋な金網保護は如何かななどとあらぬ思いまでも出る始末でした。

金網1ケに500円かかります。ご協力を!との表示 やむなく網目から・・

 う〜ん、これではササユリの写真も泣いてしまいます。どうしよう・・・?、と考えあぐねた末に、まぁ、せっかく遠路やってきたのだから最高点のブナの森へでも行ってみようと道なりに進んでいきます。
 ところがミツガシワの群生地(今はシカ、イノシシの食害でほとんど絶滅)への分岐まで来るとそこには1本のササユリが金網無しに咲いているではありませんか。

 もう夢中に撮影です。この後も各コースのところどころにこのような保護無しのササユリが出てきだしました。どうやら、係りの方々もすべて無粋な金網で包囲していてはと、訪問者に気遣ってくれているようでした。

 金網で保護されたササユリは数え切れない数でしたが、保護無しの数も結果的に全部で2〜30本は十分咲いていたのではないでしょうか。?・・・・

 ネット情報を再確認しますと次のように説明がありました。
 ササユリは同じ株が開花するのが5年前後です。その間に種子が周囲に散布され芽を出さないと、この地域でのササユリは消えてしまいます。ところがこの森では、蕾→開花→実(青いうち)の段階何れもシカが喰ってしまいます。そうなると種子散布がされません。それを避けるために金網を設置しています。開花株数が現在の倍近くに増加した段階で、金網設置をやめる予定で保全しています。ご理解下さい。

 このように早合点のわが身が恥ずかしくなるほどでした。かさねてボランティアの皆様に大きな感謝を申し上げたいと思います。

 そしてくどいようですが、清楚で可愛らしいササユリです。これだけ見れば大満足でしたが、見飽きたりません。どうぞご覧ください。

 もちろん今日の森の中で一番多く咲いていたお花はコアジサイでした。あたり一面に甘い香りを振り撒いてくれ、素敵な花巡りの演出も嬉しいかぎりです。

 そして最後は管理棟前の付属湿地に咲くサワラン、ヒツジグサの観察です。最初は時間的にまだ咲いてはいなかったのですが、下山後にはちょうど日差しもよくなりきれいに咲いてくれていました。

 今日は西浅井町観光協会主催のハイキングが実施されるとのことで、その賑やかなのを避けるために早めにスタートしようとの入山でした。
 9:20に歩き出し下山は初めての沢コースをとって最後まで可愛いササユリを愛でながら12:30ころに管理棟前の湿地へ着き、珍しいサワランに出会えたのでした。
 今日はわずか3時間ほどのハイク、足はものたりなかったのですがこれでもゆっくり歩きでした。

 また季節を変えて入山してみたいなとの心が騒ぎ出しました。さぁもっとお花の咲く季節はいつころがいいかな?〜

 なお、5年前の7月に歩いたレポはこちらからご覧ください。

   本日の歩いたルートは次のとおりです。
      ルートの地形図が出ていない時にはブラウザの「表示」から「最新の情報に更新」をクリックすると見れます。
          ただし少し時間がかかる場合があります。)

      
       地図の大小は右上の+または-で、また移動は地図上でマウスにより左クリックで操作願います。 

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