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京都京北 京都一周トレイル'11.6.15 曇

 今日はトレッキングに相応しい曇り空の天気で、予定どおり総行程約35kmの京北コースを二人とも完歩できました。京北のコースの見所はなんといっても滝又の滝、常照皇寺の九重桜、魚ケ淵の吊り橋と桜ではないでしょうか。

 今回は栗尾バイパス、トンネル新設工事に伴いH27年3月までの間は道標@〜Aまでは迂回してとの看板が出ています。
 本来は元細野小学校正門がスタート地点ですが迂回のために愛宕道バス停から歩き始めました。穏やかな森林帯から轟谷を渡渉しながら半時間もすると森閑とした谷あいに豪快な水音のするのは滝又の滝でした。

 ところで私はこの京北に向かうにはいつも格別の想いがあります。それは川端康成の『古都』の北山杉の章です。

 瓜二つの娘、千恵子と苗子の物語を車中よりいつも思い描くのです。千恵子は高尾の神護寺、槙尾の西明寺、栂尾の高山寺などのもみじの青葉を友の真砂子と見た後に、さらに北区中川北山町まで足を伸ばして、北山杉の光景などのすばらしい件(クダリ)が私は好きなんです。

 今日もその北山杉の枝打ちされまっすぐにそろって立った杉林がバスの中より眺められます。この清滝川の岸に、急な山が迫ったその斜面の北山杉を見る度に、あぁこれが川端康成の見た景色なんだとうれしくなります。

 さて、この章の中にも千恵子と瓜二つの娘さんたちが銘木の北山丸太に仕立て上げるための作業は戸外で行われます。
 その仕事には菩提の滝の下から取ってきた樺色の粘土のように見える砂で、村の女たちが丸太をていねいに磨いている様子も千恵子は目にし、その帰りは村の入り口の菩提道という国鉄のバス停から乗って京の街へ帰ったと綴られています。

 長々となりましたが実は私の想いとして、千恵子が見た瓜二つの苗子の使う「樺色の粘土のように見える砂」はここ滝又の滝の砂ではないだろうかと勝手に思いつめながら眺めるのでした。
 そして千恵子が戸外の丸太磨きの仕事を見たのも、今日下車したJR愛宕道バス停前の民家で行われていた丸太磨きの人たちを思い出すのでした。。

名瀑の滝又の滝

 さて話を現実に戻して、「高さ約20mの絶壁に沿って、豪快に落下する滝の眺めは壮観。四季折々で表情を変える景観を見ながら、滝壷に落ち込む水音を聞いていると、心が洗われます。」(トレイルマップ京北より)

常照皇寺門前のお休み処 西日を受け、魚ケ淵、吊り橋の桜

 常照皇寺
 「貞治元(1362)年、光厳法皇が開いた古刹、趣のある境内と、国の天然記念物である九重桜、御所から株分けされた左近の桜、御車返しの桜の3本桜が名物。」(トレイルマップ京北より)

 魚ケ淵の吊り橋と桜
 「吊り橋のたもとに咲き乱れるしだれ桜と、その下を流れる上桂川の清流。大型のアユが釣れるポイントとして知られる人気のスポットです。」(トレイルマップ京北より)

 長いコースを一日で完歩達成感の後には、やっぱり桜の満開時の春にも、できれば再訪したいなとの思いもふつふつ湧いてくるのでした。
 満開時を調べてみますと魚ケ淵の桜は4月15日くらい、常照皇寺の九重桜は4月20日前後くらいがいい時期のようです。どうやらこの二箇所の桜はややずれがありそうです。

 本日の通過時刻は↓のとおりです。(数字はトレイルマップの道標番号)

JR愛宕道 8:00~03 休憩所Y0-1 13:45~49 行動食
滝又の滝4 8:29~32 出口橋Y3 14:09
大森西町13 9:22 wcあり 下熊田67 14:37
茶呑峠15 9:55~58 黒尾山S1 15:10~13
竜ケ坂の二石仏 10:22 下谷林道73 15:30~35 行動食
中江24 10:51 柏原75 15:53
大野公民館WC 11:10~13 トイレ 魚ケ淵吊り橋79 16:15~17
常照皇寺前35 11:45~12:05 昼食 高瀬の道展望台87 16:46
井戸峠38 12:30~34 車道突き当たり92 17:05
筒江橋 13:05 細野学校前1 17:15~52 ゴール
上中城跡 13:22 休憩込みで9時間12分

 なお、パラグライダー離陸場の往復および山陵橋から黒田の百年桜までの間はパスしました。その代わり71-1からS1の黒尾山山頂までの往復をしました。

 京都一周トレイルのトータルは次のような結果でした。

月日 コース 距離 時間
4.5 東山 31 8h40m
4.7 北山 34 9h20m
4.20 西山 12 3h55m
6.15 京北 35 9h10m
合計 - 112km 約31H
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