御殿場口から 富士宮口から 河口湖口から

河口湖口  富士山 '11.8.15~17 曇

 河口湖口からの登りでした。。。さすがに富士登山のメッカ、人の多さにはびっくりものです。富士山をめざす人は年間に20万人とも30万人ともいわれているようですが、さだかな記録もなさそうです。 

山中湖東の奥多摩方面よりご来光が神々しい
剣ケ峰からの影富士 左より大日岳、伊豆岳、成就岳、右手前は虎岩

 富士山山頂をいろいろな事由により踏めなかった比率も50%前後くらいあるようです。その原因も私なりに薄っすらとつかめました。
 総体的にほとんど”にわか登山者”でありながら、いきなりの夜間登山とか日帰り登山や小さな子連れのような過酷な方法をとって物見遊山的な行動形態が多そうです。
 もちろんしっかりとした装備で、見るからに山慣れた方のように見える人も居るにはいましたが、比率的にはわずかと見ました・・・・。

 ま、いずれにしても日本人の考え方には一考を要するのではと、山道を登りながら考えるのでした。当方は今回も前夜発の1泊2日行程でしたが、周囲の人の動きをみてこれだったらもう少し無理をすれば1泊はしなくてもなんて考えがおきてはきましたが、いや、待てよ!そんな無茶な計画で登って何になるのだ!と思う始末でした。

 今回、本八合目の小屋に泊まって、深夜2時過ぎに歩き出し山頂でのご来光をとの動きでしたが、その山頂までの間に1時間35分間もかかってしまいました。渋滞の人の列でなかなか前に進めないのです。

 普通深夜1時2時といえば人の世は楽しい夢みる時間帯ではないでしょうか。ここではなぜか夜の1時頃から5時頃の時間帯に、苦しく過酷なレースの行列が続いていくのです。
 暗くて狭まい道、それは急傾斜、それにところどころ露岩や砂礫で慣れない人の足には厳しく、加えて3000m以上ともなれば気圧は下がり、空気も薄く酸欠で軽い高山病状態がどうしても出てきやすいのですが、そんな登山道では人間のさまざまな姿を見るに見かねました。

 こんな渋滞中にもかかわらず交通整理の係りの方とおぼしき青年が何箇所かに立って「早い人は右です、ゆっくりは左を歩き、立ち止まりは厳禁です。間隔を開けないでどんどん進んでください。停まらないでくださいよ!」とハンドマイクを持ってがなりたてています。
 それでなくとも、高山病、疲労、睡眠不足等が極限に達する過酷なサバイバルレースの状態の中です。若者がほとんどですが、山慣れない人たちには厳しすぎます。こんな状態でよく事故も起きないのでしょうか?

 大事故にならないにしても、びっしり詰まった行列の中でばったり急に倒れる人、嬌声を発する人、今にも落石の心配のありそうな箇所でたえだえの姿で寝転んでしまう人、5℃以下とも感じる強風と寒さの中で薄手の長袖一枚ほどで寒いよう!と叫ぶ人、辛さに耐えかねながらほとんどの人が口をきく元気もなくなって黙々と進む行列の中、誰と話すのか大きな声で携帯する人など暗闇の中なのに、とても正常な山登りとは考えられない異様の連続なのです。

 さすがにこのような馬鹿さ模様をまのあたりにして、ここ河口湖コースではこのような登山者を受け入れているのかと、この山へのだらしなさに呆れ返ってしまう私でした。
 富士の北側に位置する行政の登山者への指導徹底、協力要請等の更なる必要性を感じるのは私だけではないでしょう。

 加えて山小屋への宿泊者マナーの悪さにもびっくりものでした。それは泊まった小屋にトイレ借用で下山時に立ち寄った時に見たことなのですが、出発後の部屋内にはゴミ類の散乱で、思わず目を塞ぎたくなりました。
 小屋には若いバイトの方がこんなに大勢いるのはなぜだろうと感じていましたが、短時間に部屋内外の清掃等ももちろん大きな負担です。費用の膨らみ等の理由もこんなところにも大きな原因ではないでしょうか?

 今回は善良なる登山の観点より、あまりにも嫌さ加減が目にあまってしまいましたので、これまでより直線的な表現になってしまいましたがご容赦ください。

 今夏は富士山をめぐる山歩きでしたが、いつも感じる山頂での達成感や満足感を得ることにはほとんどなかったのが現実でした。
 そうはいっても仕事となれば、参加者に喜んでいただくようにうまく案内しながら可能な限りの楽しみを提供できるべく、内容を検討せざるを得ないでしょう。
 個人的には河口湖コース以外の道をお薦めしてご案内する積もりで、このコースへは取りつかないこととなりそうです。

 歩いた画像はこちらからご覧ください。

 本日のタイムテーブルは次のとおりでありました。なお歩いた時間や行程等には、山慣れない方の歩き方として参考とはなりにくいと思いますので悪しからずご了承くださいませ。

(初日)
富士急富士山駅バス9:30発=河口湖口五合目10:30着(食事)11:00出発・・六合目吉田口11:35・・七合目トモエ館12:25~35・・八合目太子館13:25~35・・本八合目○○14:50着(泊)

(二日目)
宿2:10発・・山頂、久須志神社3:45・・山小屋内で4:20まで朝食等休憩大混雑・・大日岳東側下の岩場で寒風を避けて5:10ころまでご来光遥拝・・時計回りでお鉢めぐり・・剣ケ峰展望台より影富士すばらしいー、今回南アは雲5:30~40・・山小屋群6:05~12・・下山口6:15・・トイレ休憩6:35~45・・緊急避難所7:11・・トイレ地7:25・・河口湖口五合目8:05着バス8:30発=川口湖駅9:25着

ホームヘ