京都北山花折峠からナッチョ'11.10.16 晴

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 15日は大雨予報でツアー仕事も中止となってしまいました。翌日は晴れるでしょうとの予報により、6年ぶりで北山のナッチョへ登ってきました。

 小出石からでは短すぎるし、これまた久しぶりの花折峠からとりつくこととしました。こちらは以前よりすっかり踏み跡がしっかりしてきて歩きやすくなっていました。

 今日は日曜日で朽木行きの平日便が廃止となった出町柳の京都バスは臨時便(7:45)も出て多くの登山者を運びます。
 花折峠口(8:30)では私一人が下山です。舗装された細い山道をこれから向かう稜線の762pと812pを見ながら登るともう汗ばんで花折峠(8:46)です。今日も一人、誰に気兼ねすることなくのんびり準備して9時ころ出発です。

 

 歩き出すとすぐに赤く紅葉の始まったシラキが実をいっぱい下げて並んでいます。そばには緑色の葉のままで赤い実のウメモドキも稜線の木陰に立っていました。
 お〜今日はいろいろな樹木観察が楽しみだな!との予感がしましたが、終わってみればその後にはほとんど珍しいものには出会えませんでした。

紅葉の始まったシラキ(トウダイグサ科) 若い果実をつけています。

 そこから20分ほど歩いて762P一帯(9:28)の南側では植林の伐採中でチェンソーの元気な音が森の森閑さを突き破っていました。その作業が終われば、このピーク一帯も空が見られる状態となるのでしょうか・・?、このあたりはややテープが少ないですが、尾根をはずさずに進めば大丈夫でしょう。
 北側の樹間から、ちらちらと京都府最高峰の皆子山を見ながら植林帯や自然林の中をどんどん歩きます。そして尾根を南側に進みます。

 更に次のピークは南西に広く先の方に812P(9:46)です。こちらは直前にロープがあるほどの急登には参りました。以前の積雪期にはどのようにしてこの急登を上がったのか考えながらの急坂道でした。
 そうはいっても時間的にはわずかですから途中でゆっくり休みながら上がれば誰でも歩けます。一帯は植林でほとんど展望もありません。山頂には俗称西折立山などと板切れに書いて立てかけてありました。

 この山頂から西北西へ下りますが、20分も歩くとモミの大木の立つ鞍部(10:03)に降り立ちます。初めて歩く方でしたらここがミタニ峠かな?と思いがちですがここはミタニ乗越で表示はまったくなく、すぐに西南に登りかえします。
 すると約10分ほどでミタニ峠と表示のある立派な広い道の広場のような明るい箇所に出ます。ここがミタニ峠です。(10:13~20)

 その広い道は北のヒノコ橋から上がって来て南側の三谷口へ降りるルートです。ここは展望がそこそこあるのですが、今日は琵琶湖もそうはっきりしていません。峠のそばの株別れしているイヌブナでなく本ブナを眺めながら初めて一本立てます。

 そして南西のナッチョへ向かってまた緩やかに登って行きます。途中ではほとんど咲き終わったシコクママコナの群生地で心遊ばせます。

 ミタニ峠から半時間も歩けばいよいよナッチョ(天ケ森、高谷山812.8m3等三角点)到着(10:50~11:25)でした。春ころでしたら結構なハイキング客の多い山頂でしょうが、この時期は貸切りです。
 のんびりゆったり昼食とします。南側の大原三山のひとつでもある焼杉山が樹林越しに見えていますが、その右側の天ケ岳はやや苦しい状況です。北側はほとんど眺望は望めませんが、北西からの風が割りにあって一枚も二枚も羽織ります。

 

 食事が終わる頃には同年代の単独行者が小出石からだと現れました。僅かに言葉を交わしていよいよ次のピークを目指しましょう。

 10分も降りれば右側に崩れかかった林道が見えますが、あくまで尾根をできる限りつたって降ります。この細い山道は岩っぽく滑りやすいので足元要注意箇所もあります。
 いよいよ林道に出て林道が縦横に出てきますが、あくまで下り方向に進み、住んでいそうにない一軒屋前から藁谷の鹿よけ網のゲートを出て百井の学校跡より民宿の看板もうら淋しそうな大原百井町集落(12:00)の舗装路を足が痛くなるほど歩いて百井峠へ向かいます。

 途中前方に花背のNTT鞍馬中継所の紅白の鉄塔を眺めながら山奥の舗装路をのんきに歩き、青年キャンプ場をすぎてまだまだ歩くと左手に天ケ岳への分岐(12:27)でした。これを入って林道別れを左上にとりよく踏まれた天ケ岳、大原への山道をゆるやかに登って行きます。

 頭上を電線が走るあたりにくるとすぐに展望台だと龍大WGの指導標が教えてくれ、鉄塔下の展望台(12:40)に上がります。ここには6人のライダーが先客でした。
 私はここで何を思ったのか、この後に単純な天ケ岳を踏むより、眼下の荒れた百井谷を歩いてその先に生えるコタニワタリのシダを見に行こうと心変わりでした。

 そうと決まれば尾根を北へ僅かなアップダウンを歩いて百井峠へ向かいます。峠へ出るとすぐ左に百井谷への取りつきを下ります。
 いきなりの荒れ沢下りです。前日の雨水をあちこち踏みながらどんどん降りますが結構注意が必要です。でもこの谷を展望台で休んでいた女性を含めた6人組みが登ったようで単車のタイヤの跡がついています。
 よくもこのような谷筋を通過できるものだとほとほと感心してしまいます。いたるところで大杉の倒木が散乱していますし、崩れた道はないのも同然の谷なのです。このような荒れ道を単車で登ろうという青年達の勇気には恐れ入ります。

 そうこうしているうちに林道らしき道が出てくるとお目当てのコタニワタリがありました。このシダは落葉樹林中や薄暗い谷沿いの崖などに生育すると図鑑にもあるように川沿いの石崖のようなところに何箇所かで見られました。

 普段の山歩きではほとんど目にしないコタニワタリを心いくまで見て一本立てます。上を仰ぐと青空が森の中に広がっています。あ〜幸せ!と深呼吸です。沢音のBGMも素敵なメロディを奏でています。
 ふと見ると苔の中にナラタケが並んでいます。早速つんで今晩のお味噌汁でいただきましょう。

 この谷歩きは後半の3分の1強は地道や簡易舗装の林道となるのがやや辛いのですが、それでもなんとか扶桑橋(14:06)まで降りてきました。ここからはバス道の広河原線の車道歩きが鞍馬まで続きます。
 そうそうもうすぐ鞍馬の火祭りが6日後の10/22に催されますが、その祭りの神社である鞍馬寺前から叡電鞍馬駅まで歩き終えました。(14:30)
 それにしても同日に開催される京都三大祭のひとつである時代祭は何度か見物しているのですが、当地の鞍馬の火祭りは見物したことがありません。さぁいつになれば見られるのでしょうか・・?

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