京都西山ポンポン山徘徊'11.10.21 晴のち曇

 10月22日の土曜日は余呉の横山岳を西尾根より北尾根を整備登山予定としていましたが、強い雨模様ということで昨夜のうちに中止連絡が入りました。
 それではと晴れ間のこの日は裏山です。思い出しましたがこの時期なら竃ヶ谷のジンジソウがまだ咲いているのではと向かうこととします。

 ではついでです。キチジョウソウは咲いたでしょうか。それに今年のタマミズキはどんな様子でしょうかとあちこち気になります。

 まずキチジョウソウですが、自らのHPで'05.10.18に満開だったことを調べてきましたので、前回13日では蕾だったのですが、もうしっかり咲いてくれていることだろう、と足は自動的に一目散でした。
 ところがどうしたことでしょうか、前回の13日から8日もたっているというのに同じ状態の蕾のままです。6年前とはいえ、どうして開花がこんなに遅いのでしょうか?

キチジョウソウ(ユリ科)

 ちょっぴり残念!、では次のタマミズキに向かおうとその地へ急ぎます。でもこちらのコースは近年山並みが自然林にもかかわらず伐採の手が大々的にはいってくれましたので、あたりは以前よりずっと日当たりのよい登山道が続きます。

 そのようなことからいろいろな樹木の果実があちこちで見られるのでした。ソヨゴ、ヒサカキやツルアリドオシはもとよりサカキ、カナメモチ、ナツフジ、アクシバなどの果実です。

 やっとお目当てのタマミズキはいつものように大木、いや高木のために、写真は落下している赤い実や落ち葉しか撮れないのですがやむを得ません。

            

 ところでこのタマミズキ(モチノキ科)は雌雄異株のために雄株がどっかにあるはずだがと思いながら歩き出すと、すぐに同じような落ち葉を発見してタマミズキの立派な雄株が日当たりのよい場所で君臨していました。
 こちらは雌株と違い葉はまだまだ緑色のものをいっぱいつけています。やはり高木のために樹肌しか撮れません。↑右画像です。図鑑の説明どおりやはり樹肌には皮目が特に目立っています。高さはどちらも15mくらいは十分あるのでしょうか?

 さぁ、この後は竃ヶ谷のジンジソウだ!とわくわくしながらまずは山頂です。でもこちらは平日の11時です。やっぱり思っていたとおり誰もいません。山頂の真っ赤な実をつけたカマツカを撮ってすぐに西尾根のリョウブの丘へ歩きます。

カマツカ(バラ科)別名ウシコオロシともいう

 この木は材が硬いので鎌や洋傘の柄に、それに牛の鼻輪などの器具材として使われたところからの謂れがあるそうです。またルリミノウシコロシというこれまた別名を持つ樹木で、本名サワフタギがあります。こちらも材が硬いようです。

 10分ほどでリョウブの丘で、こちらは当然の貸切でベンチにかけて小塩山を見ながら昼食でした。ところが食べ終わるころに夫婦の方がやってこられて昼食のようです。
 私はお二人が来られた西尾根へ下って行きます。いつもならフクジュソウ地から竃ヶ谷へ降りるのですが、今日は久しぶりに西尾根終点地の北赤松広場まで行きましょう。

 途中いつもより開花が早いのではと思えるヒイラギが咲き初めのようです。それにシロダモも蕾がはじけたばかりの感じで赤い果実ともども見られます。

ヒイラギ(モクセイ科)の両性花 シロダモ(クスノキ科)は蕾がはじけたばかりか?

 なお、ヒイラギの果実は未見ですが、翌年の6〜7月ころに紫黒色になるようです。シロダモはお花と同じ今頃真っ赤な実に熟します。もちろん赤い果実がたくさんついていました。 

 何年ぶりか思い出せないほど久しぶりに西尾根終点の北赤松広場まで歩きました。そしていよいよ竃ヶ谷のジンジソウ地へ進みます。

 今日は大原野森の案内所はパスし、出灰川から竃ヶ谷を遡ります。何度か渡渉してコクサギ、イボタノキなどの果実を見てやっとお目当てのジンジソウ地でしたが3株しかありません。絶滅寸前ではないでしょうか。でもそんな場所に来ることができひとり大興奮でした。
 ここは早春の頃にはイチリンソウの咲く地なのですが、苔むして湿り気多く薄暗い岩稜にわずかに咲き誇るジンジソウでした。私にはこの時季の唯一のお花としてツンと気高く見てくださいと囁いているように見えました。

ジンジソウ(ユキノシタ科) ジンジソウの葉の部分

 鹿の食害防止の金網がかぶせてありますが、さてどうでしょう?これで防止に役立つのでしょうか。

 

 なお、帰宅後に我がHPで調べましたところ過去には、'04.10.14にここでのジンジソウの開花を見ていましたが、今回の竃ヶ谷のジンジソウは実に7年ぶりの再会でした。

 ジンジソウに出会えた心根は思わぬほどの癒しが感じられました。。そして竃ヶ谷二股のケヤキの広場で休憩です。
 森閑としたケヤキの森の中でのせせらぎのメロディーはBGMがわり、ここの沢筋は大好きな場所なんですが用意の紅茶でホッとします。。
 そうこうしているとピーと研ぎ澄まされた鹿の警戒のしるしの泣き声もします。カンニンカンニン、すぐに退散するからねと小さくつぶやき腰をあげます。

 そして左の谷筋を東尾根へ登りあげます。このあとは善峰寺方向へは降りずに東尾根から登りかえしてポンポン山方向に向かいます。
 その後は東海自然歩道に出てから釈迦岳、第二ベンチ東尾根、嫁入り道そして西山キャンプ場より立石橋と周回して自宅までの9時間の今日も楽しい徘徊でした。 

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