京都北山大杉谷から愛宕山'11.11.1 晴

 今日は関西ハイク山友会発足第一回目の記念すべき仲谷リーダーの山行が、秋晴れの元に40名ほどの参加を得て盛大に執り行われました。

 
愛宕神社階段下よりの紅葉

 今回の山行に私が喜んで参加したのは、元新ハイキング関西代表村田智俊さん亡き跡の多数の山友との出会いを求めるためはもちろんですが、その他に数ある愛宕山での登山コース中で一番のお気に入り、「大杉谷左岸コース」の一部を通過するとのことでもありました。

 この大杉谷左岸は私にとってことのほか思い出の道でもあります。それは当時いつも大杉谷ルートの道整備をされていたおじさんが、大杉谷登山道上部に桜の木を植えるため、登山者に寄付金のお願い看板を設置しているのに出会ったのです。私は桜が大好きなためにすぐさま賛同しましたが、そのお礼に左岸ルートを教えてあげるといってそのおじさんに連れられて空也の滝へ下ったのです。

 その当時はほとんど踏み跡もないくらいで、か細くあちこち急な切れ落ちるほどの小道が続いていました。こんな道もまたいいなぁと思ったのも思い出のひとつでもあります。
 もちろん道々あちこちに見られるサンショウの木の場所も教えてもらえました。もっともそのサンショウの木は最近なぜかほとんど枯れてしまっていますが・・

 その案内人のおじさんも近年ではまったく見かけることもなくなってしまいましたが、斜面を伐採して桜の木を10本近く植えられましたが、今では残った3本が成長して頑張ってくれています。
 その場所には第4・5ベンチも作られ、大杉谷を登る人は必ずと言っていいほどここで一本立てています。私はこの地を「桜の園」と言ってみなさんに説明しています。
 そして大杉谷左岸コースの道も今では概ね踏み跡ができるようになりました。

 今日もあの当時のおじさんの、小柄ながら鋸などを腰に提げ、肩を左右に揺すって大きな声でいろいろ案内し、元気に歩かれる様子を思い浮かべて歩いていました。
 このごろ姿の見えないあのおじさんも今ではもう相当高齢なのでしょうか。お元気でしたらいいのですがとも祈りつつの一日だったのです。

 そんなことから私もせめてこの大杉谷左岸コースの登山道整備に一役買いたいと、微力ながら足しげく通って草刈り、倒木除去、枝払いなどの整備をさせていただくこととを心に決めて実行させていただいています。

 今日は清滝を遅い出発(10時ころ)でしたので、急坂を登って左側に見えるひぐらしの滝は落ち口まで降りませんでしたが、元気に水を落としてくれているのを見て登ります。(今年見たひぐらしの滝はこちらからご覧願えます。)
 そしてなだらかな右折地で一本立てた後に、このあたりにたぬきが棲んでるようですよと前後の方々と話しながら細く左に切れ落ちた急坂を登ります。
 このあたりも植林と自然林の深い谷の道、大杉谷左岸ルートの真骨頂あたりでしょうか・・

 その後もなかなかの登りを行くと左岸ルートを左に見送って後にし、右折しすぐに左の尾根に取りつきます。でも最近伐採されたようで、その伐採木が道を塞いで道なき道となってみな一苦労でした。
 なんとか平らな地で遅い昼食です。見上げるとコシアブラの高木も黄葉が始まっています。またそばには枯れ株のオブジェがユニークな姿で立っています。このような自然の中での景観を目にすることも山歩きの楽しみのひとつでもあります。

 その後も尾根を真北へ登ってようやく月輪寺道に合流です。するとすぐに大杉谷からのコース分岐点ですがこの後の道はみなさん何度も歩かれている道のために軽快な歩調が続きます。

 途中の京見岩横のカナクギノキですが、その黄葉まっさかりは見事でしたネ・・・。

 そして愛宕神社階段下から社務所前で休憩でした。紅葉もまもなくでしょうか?、全員で集合写真も済ませてからは表参道黒門から水尾別れ下より急坂の西尾根に入ります。
 それなりに急坂ですが大岩まで降りるともう安心です。米買道を横断し比較的緩やかな中尾根を下り、枯れてしまったヤドリギの仲間のマツグミの下を通過し、なんとかようやく水尾の車道に降り立ち、JR保津峡駅に着いたのは暗くなる前の17時ころでした。

 みなさま大変お疲れ様でした。村田さんを偲びながらの関西ハイク山友会の第一回に元気に参加できたことも大きな感謝の一日でありました。またお会いできるのを楽しみにしています。

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