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  余呉柳ケ瀬山から椿井嶺'11.11.16 晴

 今回は余呉トレイルの3回目でした。まさに低山歩きの部分で、どなたにもお楽しみいただけるルートであります。
 それでもいろいろ変化もあってなかなか賑やかな声がこだまし、さぞかし森の猿、猪や鹿さんたちも普段と違い何事ぞ!とのことだったことでしょう?・・・笑
 里山の稜線の紅葉も見ごろであり、自然の中に帰った人たちのうれしさに満ち溢れた様子はすばらしいものでした。

 私は出発前に余呉トレイルの拠点地でありますウッディパル余呉の赤子山スキー場上に上がり、大展望を楽しみました。
 それは余呉トレイルの雄たちであります横山岳や上谷山の展望でしたが、これがまたすばらしいパノラマでもありました。

1.横山岳 2.上谷山

1.最奥に横山岳、重なっていますがその手前に墓谷山、そして真下にはウッディパル余呉も見えています。

2.一番奥に上谷山、その右には手倉山分岐です。上谷山手前左は安蔵山、右斜面は横山岳の西・北尾根、
 その手前の斜面は墓谷山の鋸尾根、さらに左の稜線の最左に頭だけ出しているのは七々頭岳です。

 さて本番の余呉トレイルですが、今日は晴れわたった晩秋の一日、予報ほど寒さもなく、古のころには関所もあった北国街道沿いの家並を見てから柳ケ瀬集落より取りつきます。
 そしてなだらかな林道を上がって柳ケ瀬山の直下には、アズキナシの大木を落下の赤い果実が知らせてくれます。
 そして道は広く遊歩道のように整備され道端にはヤマザクラが何本も並んでいます。玄蕃尾城跡はあたかも遊園地のようなうねりのある山肌が続きます。本丸跡に立てば悲劇の柴田勝家の城跡の壮大さには関心したものの、戦国の世の兵たちが夢の跡とはいえ悲喜こもごもの感でした。

 そして杉木立の続くトレイルも道がか細くなったり、植林の枝の散乱で踏み跡が消える部分も見られます。そんなルートをシロモジやヤマモミジの紅葉を楽しみながら、どなたかまさにシロモジ街道だねなどとの声も出て、どんどん北への森を進みます。

シロモジ(クスノキ科)
ヤマモミジ(カエデ科)

 里山歩きでもブナの圧巻もありました。それは樹齢300年はゆうに越えるであろうかともいわれるブナの巨樹に誰もが口をあけてあんぐりでした。その幹の元には熊の爪あとがいたる所に見えました。

 その後は比較的なだらかな稜線を歩いていますと珍しくユキツバキの開花に出会えました。早速ヤブツバキとの相違点をレクチャーさせていただきました。その内容は次のとおりです。

ユキツバキ(ツバキ科)

@ユキツバキ

・花は平開し花色は赤色の花をつけます。葉はヤブツバキより薄く日に透かせば葉脈が透けて見えます。さらに
 雄シベの糸のような部分を花糸といいますが、それが元まで黄色なのが決定的な区分点でしょう。
・分布は東北から北陸地方の雪深い日本海側で見られます。多雪地帯のため幹はあまり立ち上がらず2mほど
 の低木です。

Aヤブツバキ

・花は平開せず花色は赤色の花がほとんどですが、まれに淡紅色や白色の花を見ることもあります。葉は革質で
 透かしても葉脈は見えません。さらに花糸は白色です。
・分布は日本全国に生えます。なお、二者が生えるような境では「ユキバタツバキ」といわれる種もあります。

 たくさんのユキツバキがブナの樹林下の中に、まるで下草のように生えているのを見ながら歩いて行きますと、ミニ二重山稜のような一帯が出てきました。
 その一角の三角点峰である沓掛山(点標作谷559.3m4等三角点)にも立ち寄ってみます。展望はないのですが、可愛い三角点が埋まってやさしくタッチしてご挨拶、記念写真を撮る方などで一息いれました。

 次はノミ峠からの中央分水嶺の杉の伐採木でルートも消えるほどの大荒れ地から、いよいよ本日の最終ピーク地の椿井嶺(623.0m)の三角点峰を踏むことになります。この一帯では別荘地でしたが今は荒れ放題の跡地となっているようです。

 その別荘地用に作られたであろう荒れた林道をムラサキシキブなどを見ながら、楽しかったネなどの余韻を胸にバスの待つ椿坂峠へ下りました。

ムラサキシキブ(クマツヅラ科)

 なお、今回の三角点峰、柳ケ瀬山、沓掛山、椿井嶺の三座には、いずれも4等三角点が埋まっていました。

 さて、来月にはそろそろこの余呉一帯は雪国となることでしょう。山歩きの方々の雪国での楽しみ方ではスノーシューが一押しではないでしょうか・・。
 余呉トレイルでは雪まみれを存分にお楽しみいただけるようにイベントが用意されています。多数のご参加をお待ちしています。私も参加予定です、またそちらでお会いしましょう!

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