余呉 大黒山から妙理山'11.11.23 曇

 

椿坂峠-大黒山-南尾根-点標鯉谷-西尾根分岐-妙理山-東妙理山-菅並六所神社

 天気予報がよい方にはずれて一日中雨はなく、残り紅葉をめでる最高の余呉の山並み縦走となりました。椿坂峠の登山口(9:40)からスタート、それにしても取りつきの東への大黒山の登りは思いのほか厳しい斜度があるようです。

 まず取りつきのブナの巨樹を見上げて心躍らせます。そして椿坂峠と名があるようにユキツバキが両側にずっとあります。それにダンコウバイやブナのわずかに残る葉を覗き、アズキナシの赤い果実も目にとまります。
 足元にはウリハダカエデ、オニイタヤなどの落ち葉がカサコソと気持ちよく、道端にはカンアオイ、イカリソウ、ユキザサなどいろいろな花後の花殻などを見やりながら、こんなにお花が咲くいい所なら早春の頃にも是非歩いてみたいなとも思いながら登っていきます。

 そして厳しい急登から大黒山直下の水場へ到着です。ここでは真新しく真竹を二つに割った樋をSさんが準備持参され、早速整備された水場がみなさんに喜ばれました。このように何でもないちょっとした気遣いはSさんの真骨頂です。
 どこの山歩きでもあちこちにいろいろな手立てがなされていますが、わずかな労力いや、大変なお力で人の役に立つ所作がなされていることに、大きな感謝をするのはもちろんでありますが、ぜひ吾が振りも見直さなくてと思います。。

 その山頂付近には先日の初冠雪の白景色を喜び合います。するとお二人の方がデカザックで降りてこられます。聞けば昨夜この山頂でテン泊でした。とのこと、イヤ羨ましい!、もちろんぜひやってみたいなと気もそぞろでした。

 そして頂上(10:50~11:00)では3等三角点の上に大黒様の置物が座っています。これも人への思いやりのある所業によるものではないでしょうか。
 山登りを楽しむだけでなく、人知れず何気ない心の余裕の持ち合わせある方々のいかに多いかが分かろうというものです。

大黒山の大黒様、心豊かになれますネ・・

 もちろん余呉トレイルの山道も自然環境を意識しながら、できる限りか細く、時には藪漕ぎもあるような道であります。よくある日本百名山のような決して遊歩道のような登山道ではありません。
 このようなコンセプトで余呉トレイルの道作りが鋭意なされている現状ですが、これらもその心を読み取っていただけたらと思います。

 ここまでのいろいろな方々の手弁当での道整備の地道な努力には山へ入らせていただき、大自然を楽しませていただくという謙虚さが大事ではないでしょうか。
 さらに可能なら私たちと同じように整備登山にご参加願えればいっそうの山への愛着心大なるものがあるというものです。

 話を戻して大黒山から南の尾根の縦走に入ります。雨を覚悟で参加した我らでしたが、余呉トレイルの面々の山並み展望が続きます。展望台(11:15)としてササの刈り取られた箇所からも横山岳はもちろん夜叉ケ池方面の三国岳、それに左千方(サセンボウ)も見え、みなさん大感激です。

妙理への稜線展望台から三国、横山の山並み

 ところどころに名残の紅葉が見られるなど時間を忘れた稜線漫歩です。足元にはイワウチワやトクワカソウの葉っぱが稜線には途切れることなく続き、やむなく踏みつけてしまいながらの歩きとなるほどです。そして圧巻はブナ林続く中の「なめこ」の連続に我らは今、奥深い地にいるのだと思い知らせてくれます。

 点標鯉谷(11:45~50)の4等点から南西へ下って行けばさらに道は細くなっていき、少々のアップダウンです。そして795pのブナ林笹原内でようやく遅い昼食(12:20~40)です。
 もちろんウッディパル余呉のトレイル弁当には「まるでおせちのようです」との声も出るほどで、ボリュームたっぷり美味しさ抜群でした。

ブナにはこのように「なめこ」が各所で見られ〜 ウッディパル余呉のトレイル弁当は美味〜

 この美味なる食後はどんどん細い道、鞍部から妙理への登り返しが堪えますがさっきのお弁当で体力満々です。笑
 そして鯉谷より1時間半ほど歩くと左下の谷筋にザァーザーと沢の音が聞こえてきだします。するとようやく妙理下の水場到着(13:30~45)でここでも1本です。登山道に水場の標示も設置されていますので見逃すことはありません。
 やや急な谷へ3分ほど下ってもちろんSさんお手製の樋をセットし、これでこのコースを歩く方々にも美味しい余呉の名水を楽しんでいただけることでしょう。

 その後の西尾根への登りも急坂続きの道に結構堪えます。でも15分ほどで西尾根別れで大黒山を振り返ったり余呉湖など探しながら20分弱でいよいよ妙理山の3等三角点(14:17~25)にタッチでした。

 山頂は疎林に巻かれて展望はないのですが、わずかに北東側に展望台があり、ここからも横山岳に金糞岳、チラッと伊吹の頭などの大展望が叶います。

 展望を楽しんだ後にはいよいよ下り一方の道ですが、随所に立派なブナが林立している見ごたえの山肌なのです。。
 でもその道には倒木など相当荒れており、しっかりルートファインティングしながら歩くことから、なかなか時間もかかります。

 ところが次第に紅葉がきれいに残っているではないですか。ブナはもちろん、ヤマモミジ、タカノツメ、コシアブラ、クロモジなどいろいろなグラデーションに目がうろうろとなります。なお、紅葉のメカニズムはこちらからご覧ください。

 もちろんこちらの途中からも東北方面などに樹林をすかして近くは安蔵山、横山岳そして遠くに左千方、上谷山や下谷山なども確認できました。

 さすがに秋の日の釣瓶落とし、山中は次第に日が落ちてきます。みなさんの足もどんどん速くなって、それでも妙理山から2時間ほどもかかって16:30ころに激下り道をかたずけて、余呉の奥深いところにある菅並集落の六所神社へ何事もなく下山でした。

 今日は結果的にきのこ狩り山行となってしまいました。笑、、、ナメコばかりに気がいっていましたが、鯉谷から15分ほど歩いたあたりのブナにからんでいた枯れたフジの蔓から発生していたきのこはどうやらヒラタケで、クセのない風味でどんな料理にも合うきのこのようです。

傘はまだ小さく4~5cmでした。 傘裏のヒダは疎でした。

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