京都西山 ポンポン山'11.12.18 曇  ルート図

 

ほたる橋-立石橋-西山古道18-14-12-10-ベニーカントリー-大沢-大杉-堰堤-東海自然歩道
-ポンポン山-釈迦岳-第二ベンチ-東尾根-西山古道-嫁入道-西山キャンプ場-ほたる橋

 久しぶりの谷沿いを登ってみよう。もちろん稜線に乗るまでは誰一人として出会いませんでした。静けさを求めて山に入りたいという願望どおりの歩きです。

 でもただ歩くだけというのではありません。途中まわりの植物たちをありったけの神経を集中し、目を向けながらの山歩きが中心です。
 この時期でもいろいろな植物の楽しみ方はあります。今日はシダ、樹木の果実、冬芽などが目にとまりました。

 まずはオシダ科の仲間で一番のお気に入りのホソバカナワラビです。谷あいの薄くらいところでしたので、やむなくフラッシュを使いました。

 普段より迂回しながら歩きましたので、山頂には4時間もかけてしまいました。今日は日曜日のために昼時でしたから60人以上はいたのではないでしょうか。
 静かなポンポン山山頂へは、やはり土日を避けるのがベターでしょう。。。

山頂の賑わい 北には小塩山の左奥に愛宕と地蔵山

 ブルーシートの中はごった返して昼食ですが、私は山頂でのブルーシートの中には意地でも入りません。この程度の寒さは装備で十分対応可能なのです。街なかの公園でもあるまいし、このようなものを張る事自体気に入りません。

 山頂を無断で切り開いてしまう理不尽な人がいるのもいただけません。しかし食事をしながらみなさんの行動を静ずかに傍観していると、山のというより一般的なマナー不足が目立ちますね。
 ベンチの上に土足で上がって写真撮ったり、犬を連れてくる人、マウンテェンバイクでくる人、馬鹿デカイ大声で叫んだりしてあたりの人のことを気にもしない人が多すぎます。
 初めて山頂を踏んだうれしさのあまり、テンションあがってしまう気持ちも分からないではありませんが・・

 概ね中高年がほとんどですが、今日は山ガールらしき若い人たちも数多く目立ちました。山好きな年齢層も幅広くあってほしいと静観しながらの山頂を後にして、釈迦岳、嫁入道より西山キャンプ場へのコースでした。いつもの道のために気楽な山歩きでしたが、この山域に雪がくるのもまもなくだなぁと思いながら歩くのでした。。

 そんななか、冬芽はいろいろ見たのですが、照葉樹の代表樹種であるアカガシは冬芽より葉に普通は鋸歯がないのが特徴でしょう。まれに鋸歯のあるものもあるようですが、私は全縁ばかりしか見ていません。

 また落葉樹ですが真冬から翌春まで枯れた葉が落ちないために寒い時期はよく目立つヤマコウバシをご覧ください。
 この木の冬芽は混芽といい、葉芽と花芽が一緒に入るクロモジ属の中では唯一の珍しい冬芽で、枝を折ると香ばしいのでつけられた名前のようです。
 また雌雄異株ですが、雄株が知られていないのに雌株だけで結実する点でもミステリアスな種です。

アカガシ(ブナ科コナラ属) ヤマコウバシ(クスノキ科クロモジ属)

 樹木の果実の色は私見ですが、赤色が一番多いのではと思うのですが、今日もいろいろ赤い果実を見ましたのでその一部を貼ります。

ウメモドキ(モチノキ科) ヤブムラサキ(クマツヅラ科)

 左画像は梅の葉に似ているからの謂れのウメモドキは、葉が完全に落ちた後も赤い実が長く残って美しく、庭木としてもよく見ます。花は6月ころに咲きますが、自然の中で見ることはそう多くありません。

 一方右画像はムラサキシキブの近縁種ですが、こちらは全体的に毛が多く肉眼でも毛深いのが分かります。果実の下部が萼片に包まれていますが、この写真のように時期がくるとほとんどその萼片は落ちてしまっているようです。

 寒空の今日は7時間半の山歩きが楽しめました。さぁ、いよいよ雪山歩きが始まりますね。今年の雪はどうなるのでしょうか・・・

ホームヘ