余呉トレイル 三方ケ岳'12.1.28   ルート図

深坂峠入口手前-中央分水嶺-孫持山-三方ケ岳-南尾根-点標沓掛-沓掛バス停

 余呉の中央分水嶺上にある孫持山(点標大師走)より三方ケ岳へのスノーシュー歩きが楽しめました。ご機嫌の積雪が待ってくれていました。

 もっとも空模様がやや展望を遮っていましたが、普段この方面への入山経験はなく、進む東への山並み展望にはちょっぴり感動もありました。なんといっても行市山の真西から余呉の面々を眺めることは初めてだったのです。

 今回は600mと低山のために雪道とはいえそう体力の必要なく、多くの参加者の方たちも笑顔が並びます。それはそうですね。こんな光景も随所に出会えるのですから〜♪

 

鉄塔並ぶ稜線の右端が三方ケ岳

 10時過ぎにスタートし、やや急登尾根をクリアーして孫持山手前の中央分水嶺稜線に押しあげました。前後左右の山の姿が初見ばかり、う〜ん、あのピークはどこ?とばかりで考えながらの歩きもまた楽し!です。

 シースルーのアンテナ地から次第に後ろをふり向くとギンギンに冠雪した岩篭山だけが見下ろしています。またあの岩篭にも春のお花を求めて訪ねることまちがいないことだろうと一人ニヤニヤ顔もほころびます。
 そしてすぐで点標大師走の孫持山到着でした。このピークからも南の塩津浜と大浦湾方面の湖面がキラキラと輝いて見えます。こんな景色も初めてで、遅い昼食はこれまたウッデイパルの特性トレイル弁当、ゆったり40分ほども大パノラマと愉快なメンバーで大満足でした。

 その後の中央分水嶺歩きもスノーシューで快適、順調に行進です。途中にはイヌシデ(カバノキ科クマシデ属)の森が出てきました。なかなか立派なイヌシデが林立して続きます。

イヌシデの樹皮は縞模様が特徴

 冬山のこの時期、スノーシューでの山歩きはもちろん楽しいのですが、私はアニマルトラッキングや樹木などの自然観察においてもおおいに楽しみます。
 そうです、冬の山は樹木です。それにはやはり低木なら冬芽、高木は樹皮、果実や花殻の姿、もちろん常緑樹は葉も見ます。このように奥の深〜い楽しみがある樹木の自然観察は雪山における一番の楽しみとなります。そんな中でもとりわけ樹皮の様子が一番に目がいきます。

 今回のカバノキ科にはクマシデ、アカシデ、サワシバにイヌシデと仲間がありますが、これらは低山どちらの山にもそれに近畿圏にいずれも分布する種でありますから、山歩きの方にはどなたにも目に触れる樹木です。ぜひこの木々を見つけてお楽しみください。

 もちろんそれぞれいろいろな部分で違いがあって、その点から比較的把握しやすい仲間たちだと私的には思っています。
 特に冬場の樹皮の面から一番容易なのが、今回のイヌシデですから今冬まだまだ出合うことのできるイヌシデを是非見つけてみてください。なお、他の仲間は樹皮での同定は初級者にはややつらいものがあるでしょうか。?

 大師走から1時間強で本日のピークである三方ケ岳到着です。山頂は展望はほとんどありません。でもこの山頂には大きな木が枝を広く大きく広げているではありませんか。

 やっ、対生の枝を見てカエデかなと感じたのですが、どうも樹皮の様子、枝の広がり具合など樹形がどうもカエデの仲間ではなさそうとのことで帰宅後図鑑調査との格闘でした。
 でもどうしても確信がもてないためにネットでの紹介をかけて「ヤマトアオダモ」ではないかとのコメントにより、確認のために今後時期を変えた再訪を心におきました。それは葉または開花などのチェックポイントで判明するものと考えるからであります。
 なお、この仲間のアオダモなどは野球のバットの木とも言われるほど有名です。材は硬くて運動具に特に使われ、この頃ではプロ野球のOBの人たちが樹木不足のために、将来の野球少年達のためにもと寄付をして植樹に取り組まれているようです。

ヤマトアオダモ(モクセイ科)の樹形
三方ケ岳のプレートがつけられて 樹皮のUP
枝の様子 冬芽のUP

 山頂を辞して南尾根を下りますが、その取りつきにある展望台からが圧巻でした。行市山が目の前で、中央奥には横山岳や左奥の妙理山、そして右奥の伊吹山が雲に取りつかれて残念でしたが、右の呉枯ノ峰から左の白銀の新谷山北の三角点峰など南北の山並みで大きく繰り広げられた大パノラマにも大感激でした。


                                                右にスクロールしてご覧ください。

 大展望で山座同定を楽しんだ後は点標沓掛を持つ南尾根からどんどん下って沓掛集落のバス停まで1時間半ほどでした。

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