比良 武奈ケ岳から堂満岳'12.2.21

JR比良-イン谷口-大山口-ダケ道-北比良峠-八雲ケ原-イブルキノコバ-武奈ケ岳-
コヤマノ岳-東南尾根-金糞峠-縦走路分岐-堂満岳-東稜道-ノタノホリ-JR比良

 二日前は悔しい敗退でしたが、本日はそのリベンジをしてきました。温度も上がって青空も覗くなど前回よりずっと展望のきく歩きとなりました。やっぱり山は展望の楽しめる晴れが気持ち和ませてくれます。

 JR比良駅を6:50スタートし、北比良峠へは9:24着です。前回より足元のトレースしっかりで、思惑どおりサクサク歩けました。よし、武奈も待ってくれているゾ!、とハイテンションです。

前山直下のケルン地よりコヤマノ岳右肩から武奈も見下ろし

 もちろん平日ですから出会う人はありません。八雲からイブルキノコバ(9:55)とずんずん前進しますが、さすがにこの雪でその地の水場は雪深く、補給予定していた場合は泣く状態でしたが、こちらはしっかり担いでいます。

 これより冬道の尾根筋をやってコヤマノ岳分岐(10:39)に来ると、右にもう武奈は指呼の間です。丁度どなたか1人が到着された様子が手にとるように見えます。
 山頂手前の西南稜への直登にそなえてアイゼンを履きます。さすがにここは昨日までの下山者が尻セードばかりのためか、登りにくいこと、このうえありません。それでもなんとか山頂到着(11:00)です。 

 すると先ほど下から見えていた先行者が北稜へ下って行きます。さぁ、こちらはいつものように寒さを避けて東側へ、と見ると先ほどの方がうまく寒さよけの席を作ってくれています。もちろんこの場所を使わせてもらいましょう。ここでゆっくりと温かい鍋しましょう。

 食べている間にパラパラと計7人が到着されました。みなさん、気持ちが上ずっているのがよ〜く感じられます。そうです、冬場の武奈ケ岳山頂でこれだけのビューは数多くないでしょう。

右より釈迦岳、ヤケオ山にリトル比良の面々、左に蛇谷の奥には武奈ケ嶽、三重嶽など高島トレイルの面々

 これぞ360度の大パノラマをごちそうにしながら昼食(11:00~50)でしたが、すぐに時間がたってしまいます。さぁ、この後はコヤマノ岳から堂満を踏もうと立ち上がります。
 歩き始める前にはもちろん北西の駒ケ岳、百里ケ岳に三国岳の高島トレイルの稜線、手前の白倉岳たちなどもしっかり目にとまります。

 でも南方面の景色も気になります。愛宕はややかすんでいましたが、北山の面々も見られます。もちろんすぐそばの西南稜も白銀のスロープが目に眩しく、向こうへ行こうかなとの思いも出ますが、いやいや御殿山以降の降りだけではもの足りないと、予定どうりのコヤマノ岳をまず捉えましょう。

左手前より烏谷山、比良岳、打見山に蓬莱山、西南稜の先に御殿山、その奥が北山の皆子山・・

 激下りをやってすぐにコヤマノ岳(12:15)へです。こちらのトレースはやや薄いですが、なんとか山頂東側あたりから堂満岳を眺めます。
 こちらの角度からの眺めは夏道ではそう見られません。右には白い蓬莱が目立ちますが、今回は左下の鮮烈な尖峰の堂満岳を凝視し、コヤマノ岳からの東南尾根をブナ林から金糞のテン場方面を目がけてシューでどんどん駆け下ります。

左のピークが堂満岳 コヤマノ岳東南よりのブナ林

 峠下のテン場からすぐで金糞峠(12:48~53)で1本たて、いよいよ本日最後の堂満のピークに行きましょう。正面谷から来た場合のいつもなら、第三ルンゼを左に見た後の縦走路分岐からの急登はそう気になりません。
 しかし、さすがに本日はここまで相当脚も使っています。そうだ、ペースを落とせと自らに指令です。そしてやっとレスキューポイント地の展望地で振り返るコヤマノ岳などを視野にいれてホッとします。雪庇に近寄り過ぎないように注意しながら、堂満の頭もすぐ近くになります。

 初夏にはホンシャクナゲがすばらしい稜線まで来ると、コヤマノ岳とシャクシコバノ頭の二つのピークがよく目につきますが、武奈ケ岳の見えないのが残念です。北にはチラッと釣瓶岳が見えるというのに・・
 もちろんカラ岳の奥の釈迦岳は、はっきりして見慣れたすぎた風景です。反対に南比良の縦走路のメンバーである烏谷山、比良岳に打見山の奥のスキー場である蓬莱山は冠雪が白く眩しいくらいに光り輝いています。 

中央にコヤマノ岳、武奈はその奥に・・ 白い蓬莱、まだまだスキーできますよ。

 誰もいない堂満の山頂(13:38~48)もいっぱいの雪、低い山名札はもちろん顔出さず、ここでも360度楽しむのですが、愛しの伊吹山は肉眼でもわずかに西南側斜面の石灰岩掘削地のみが、白い壁で侘しくかすんでいます。

 さぁ、本日はこれくらいにして下山にとりかかりましょう。この直下の激急はシューも顔負けですから、アイゼンです。みなさん、尻セードがお好きなようで、何本もいっぱい滑り跡が広がっています。でも私はそれは好みません。
 ようやく、緩んでくればすぐシューに履き替えまして、その後は得意の駆け下りをやります。そしてやや単調な歩きを辛抱すれば、山頂より約1時間で雪面のノタホリ(14:49~54)でした。

 この後20分ほどで寂れた別荘地、そしてJR比良駅には15:35着と9時間弱の周回歩きとなりました。本日は二日前と相違し、これぞ麻姑掻痒の山歩きとなったのでした。

 なお、昨年の武奈ケ岳は今年と違って悲惨な歩きでしたのが思い出されます。そのレポはこちらからご覧になれます。

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