余呉スノーシューの妙理山'12.2.25

椿坂-妙理山-東妙理山-594P-菅並

 たっぷり、どっさり雪の妙理山(901.5m)トレイルスルーをスノーシューで、多くの方々とワイワイがやがやと十分楽しめました。今回は椿坂集落のカツラの大木立つ桂照院跡の登山口(9:40)からが取りつきです。

 

 なお、桂照院跡には余呉町教育委員会が次のような説明板を設置しています。(抜粋)

 『椿坂は古くは椿井といわれ、椿井氏の開いた土地であるが、その後北国街道を警備する鈴木筑前守の領地となり椿坂と改められた。
 小谷城主浅井氏に仕えた四代目重国は・・・・・ここに桂照院を建立し鈴木家菩提寺とした。重国がここに葬られたのが永禄十一年(1568年)であるから、桂照院建立もその頃であろう。
 桂照院二世願正全養和尚は池原の全長寺を開いたので、全長寺本寺として栄えたが、檀越鈴木氏が明治になり禄を失い、他に転出すると共に桂照院も衰微し、昭和の初め遂に廃寺となった。
 境内には椿坂の歴史を物語る桂の大樹の下に鈴木一統の墓がねむっている。』

 さて、出だしは小雨が残りましたが、急登の西尾根を一汗するころには知らぬ間に雨もあがってくれています。いろいろな樹木を右左に観察しながら登ります。
 そして見慣れない樹皮の高木がいっぱい出てきます。さぁこの木はな〜に?との声も出ますが、う〜ん、カエデの仲間かな?、それにしても小雪にぬれて照かりもあり、赤褐色の樹皮に種名がなかなか出てきません。帰宅後図鑑調査によりコハウチワカエデかなと思います。

(追記'12.2.29)
 コハウチワカエデでは?、と記しましたが、どうも自信なくnet上で尋ねましたところ、↓画像の3枚目の上部の枝あたりの樹形からイタヤカエデも候補ではとのことです。
 このように類似の種はやはり幹だけでの同定には相当の無理がありそうです。したがって、雪がなくなってから葉を見て最終確認をしたく思っていますので、あしからずご了承ください。
 なお、冬の樹木の同定方法には、これら以外に冬芽も大きなポイントなのですが、この木は高木だったために、その冬芽も撮影できなかったものです。高木の対処として可能なら双眼鏡持参での山歩きも準備したいもののひとつでしょう。

目どおしの高さの樹皮 樹皮には白っぽい縦筋 上部、枝は対生

 他にもきれいな樹皮が目にとまりました。このように雪山の楽しみでは白銀の山並みもすばらしいのですが、天候がよくない時でも樹木の樹皮や冬芽等での観察が楽しめます。
 もちろん雪面にテンテンと残る動物の足跡を見ながら、あっこれはうさぎかな、カモシカかななどと考えながらのアニマルトラッキングも楽しいものです。今日は猿の足跡ではないのかなぁと、そう見えるものにも出会えました。

イヌシデ(カバノキ科) ナツツバキ(ツバキ科)

 頂上はまだかなと思いながら歩くと、稜線がやや平坦になってくれば雪庇続く稜線の光景も心わくわくです。

 

 本日の参加者も足が揃って、無雪期と変わらぬ2時間で妙理山頂上(11:40)でした。もちろん狭い山頂も雪庇がこのとおりでした。南側に大きくぱっくり口をあけているような感じです。 

 しかし本日は展望には泣きました。寒さを避けて南側直下の平坦地で昼食(11:40~12:20)ですが、体感温度はやはり氷点下でしょう。でもそんななかにあっても、人気のトレイル弁当でみなさん明るく楽しい歓談が続きます。

 さぁ、下山に取りかかりましょう。このコースのハイライトはなんといっても、やはり下山道に出てくる何箇所かのブナの森でしょう。そうブナブナ、、見事なブナの連続なんです。

 もちろん大木のブナたちには、これまた見事なヤドリギがいっぱい花が咲いたように下がっています。

樹は高く逆光ではっきり撮れません・・右画像は同行のNさん提供

 どんどんスノーシューは快適で、みなさんの脚も早くて、送迎バス時間を調整しながら休み休みで下っていきます。
 すぐ近くの北東にある安蔵山もきょうばかりはほとんど見えません。そして東の大きな山体の横山岳は頭はガスの中です。その北や西尾根を眺めながら、あそこへも来月には登れることだろうと山談義が弾みます。

 そして圧巻はそんな山の間から、遠く真白き左千方(サセンボウ)が、かすかに見えると一同の歓声もひときわ高くなるというものです。
 残念ながら安物デジでは捉えることも叶いませんが・・、今年こそ日程が合えば左千方を踏みたいものだがと・・一人心さ迷います。

 さらに下ると洞寿院の上部の展望地から高時川の流れが光り、七々頭岳や新谷山さらに正面には墓谷山が小さなピークをしたがえて頭を見せていますが、みなさん見慣れたものにはそう感嘆の声も出ません。

 いよいよ激急坂をやり過ごすとすぐに菅並の六所神社へ下山(14:45)となりました。この六所神社もこの名を名乗る神社は日本全国に存在するようですが、残念ながら滋賀県の菅並にある六所神社の歴史等についてはネット上では情報が見当りません。。
 ただ社名は、六柱の神を祭神とすることによるらしく、創建当初から六柱を祭神としていた場合、都合により六つの神社を合祀した場合などがあるとのことは記載があります。

 なお、大展望が楽しめた快晴の妙理山を菅並からのピストンで昨年歩きましたレポはこちらからご覧ください。

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